いじめ・イジメとは何か?
小中学生でもあるまいし、いじめなんかあるのか?
でも残念ながら職場でも実際に存在します。
いじめとはその名の通りいじめること、
つまり「悪意を持って特定の人物を陥れようとすること」になります。
例を挙げれば次の通りです。
- 陰口や悪口を社内に言いふらす
- 嘘を事実として社内に言いふらす
- 助けない
- わざと間違ったことを言って困らせる
- 無視をする etc.
ただし、いじめには一つだけ厄介な問題もあります。
それは、いじめる側が何をしようと、いじめられる側にとって「いじめ」と感じればそれはいじめになるということです。
例えば親しみを込める意味で「あだ名」を付けて呼んだとしても、あだ名を付けられた当人が気持ちの良いことでなければそれは当人にとってはいじめなのです。
いじめ・イジメへの対策と対処法
いじめが起きる理由(原因)からその対策・対処法を探って行きましょう。
いじめが起きる理由は、大きくは2つあります。
- いじめる側に問題がある場合。(いじめの9割はこちらが理由)
- いじめられる側に問題がある場合です。
1.いじめる側に問題がある場合
いじめる側に問題がある場合というのは、得てしてそもそもそういう性格であるという一言で片付けることができてしまいます。いじめる人というのは概ね小さい頃からいじめの素質を持っているのです。全く厄介なものです。
逆に言えば、いじめをしない人というのはずっといじめをしません。いじめる人というのは、いじめる事でしか、自分の欲求を満たすことができないのです。
従って対策としては、まずはその人に近づくか近づかないか自分の立ち居地を明らかにしましょう。近づかないでいられるのであればそれに越したことはありません。近づいている以上、相当お近づきにならないと、この手の人間は貴方に一つでも隙があればいじめの対象として見て来ます。相当お近づきになるということは、簡単に言えば信頼できる友になることです。それにはその人の不平・不満を毎日聞くだけの度量を持つ必要があります。いじめる人というのは、不平と不満の塊です。
もう一つの解決法としては、とにかく上司や会社にこの事実を告げましょう。その後の逆襲が怖くてこうしたことをしない人が多く見受けられますが、結局はこうした態度が事を長引かせたり悪化させたりすることにつながるのです。自分を守れるのは最終的には自分だけですが、その自分を守るためにも上司や会社を信じて進言しましょう。
子供のいじめと大きく異なる所は、大人の場合は、いじめている人以外は殆どは実は「悪い」と思ってやっています。ですので、できるだけ事を公開し大きくすれば鎮静化に繋がる確率は子供のそれよりも高いと言えます。
2.いじめられる側に問題がある場合
いじめる者はとにかく小さなことを引っ張り出して誇張・誇大表現をして楽しみます。
ですので、一度貴方自身が他の社員と異なっているかもしれないことを書き出してみてください。どうしても分からなければ勇気を持ってそばで黙って見過ごしている社員になぜ自分はいじめられているのか聞いてみて下さい。
その1点を直すだけで、いじめるポイントが無くなってしまうかもしれません。いじめを自らの力だけで解決しようとする場合には、それが自分の信条であったとしても修正されることをおすすめします。目的はいじめを解決することですから。
また、もう一つ有効なのが、いじめる者は「いじめた後の反応」を見て楽しむ癖もあります。いじめられてあたふたしたりする姿が楽しくて仕方が無いのです。これも広義で見れば自分に原因があると言わざるを得ないので、いじめられたことに対して「反応しない」ということも取り入れてみて下さい。結構効果があります。
ただし、上述の通り多くの場合はいじめられる側というよりもいじめる側に問題があることは間違いありません。
いじめには毅然と立ち向かって下さい。絶対に放置してはなりません。