金銭トラブルとはどのような状態か?
金銭トラブルとは、社内でのお金の貸し借りです。
金の切れ目は縁の切れ目と言うくらい、ひとたびお金で揉めてしまうと確実に人間関係にヒビが入ります。
このコーナーでは、社員間でのお金の貸し借りに対するトラブルを中心に解説します。
金銭トラブルへの対応方法・解決策
金銭トラブルも軽度と重度があります。
軽度というのは、数万円貸したけど返ってこないという場合です。または同僚か部下の場合です。
重度というのは、複数回貸したことがあり返ってこない。合計金額も10万円以上であるという場合です。または、上司に貸している場合です。
軽度の場合には、借りている方も分かっているんだけど、ルーズすぎるために返してくれないだけかもしれません。いずれにせよ、良い事ではないので督促は何回したって良いです。むしろしましょう。確信犯的な場合にはこのまま黙って返さないことを狙っている訳ですから。催促しないのが最も良くありません。お金の切れ目は縁の切れ目になってしまいますので、良い関係を継続するためにも相手の良心に任せず督促しましょう。
問題は重度の場合です。重度の金銭トラブルに巻き込まれた際にまず考える必要があるのは
「他に被害者がいるのではないか?」ということです。
貴方がトラブルに感じるくらいの被害を受けているケースというのは、往々にして加害者は貴方以外からもお金を借りています。複数名からお金を借りているかもしれない根拠となる事象は以下の通りです。
- 繰り返し何回も貸している
- 貸している額がだんだんと大きくなっている
- 完済したのは最初だけで後は雪だるま式に返すために借りる必要があると言う
- 貸した中で確実に嘘の理由で借りていったなと思うことがある
- そもそも奴は金だけは気をつけろという評判を聞く
これは立派な詐欺師の切り口です。こういうことが出来る人というのは、貴方以外にも手を出すに決まっているのです。
こうした危険性も合わせた上で上司に相談するようにしましょう。
性善説に立つ上司の場合、この危険性を告げずにただ自分の被害だけ報告すると、上司と被害者、加害者の三者間だけで問題を解決しようとします。上司の上司にも人事にも役員にも話しは回らないことになります。
もしも本当に貴方にしか借りていないのであればこれでも良いのですが、上記で思い当たるフシがある場合には確実に貴方以外にも社内に被害者がいます。膿は吐き出せる時に全て吐き出さないと、全社的なとんでもない事態に発展する可能性があるのです。とにかく上司に事を軽く考えさせてはいけません。
いずれにせよ、金銭トラブルで絶対に気をつけてもらいたいのが、催促を遅らせることです。
「あれ?」と思った時点がタイミングです。このコーナーを読まれた日からすぐに催促に走りましょう。