パワハラとは何か?
パワーハラスメントという言葉を生み出した岡田康子氏(クレオ・シーキューブ代表)によれば、パワハラとは「職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く関係を悪化させ、あるいは雇用不安を与えること。 」という状態を指します。
現在の不況下においては、このパワハラを利用してリストラを加速させている企業も少なからず存在しており、従業員としては断固として立ち向かう必要があります。法的にも貴方を支援するだけの用意がなされています。
パワハラへの対策と対処法
まず、パワハラの原因は大きく下記3点になります。
- 人格的欠陥があるため
- 自らのストレスを発散するため
- リストラに導くため
原因別の対策・対処法は次の通りです。
1.人格的欠陥があるため
こちらついては、モラルハラスメントのコーナーでその対処法について解説していますのでこちらをご覧下さい。
2.自らのストレスを発散するため
こちらについては、加害者である上司が怒り・不安・緊張などのストレス・フラストレーションを抱えていることが原因であり、これの発散がパワハラという形で行われます。要は誰かに当たることで自分の気持ちを一時的に平静に持ち込むということです。あくまで一時的なものなのでひとたびストレスを抱えれば同じ状況が繰り返されます。
この場合の解決法は、上司にストレスを与えないことが一番であることは言うまでもありません。亭主元気で留守が良いではなく、上司元気で留守が良い、という状態にできるよう器の小さい上司からは仕事をどんどん奪い取って上司を楽にさせると同時に貴方が成長して行きましょう。パワハラが無くなり自分のスキルもアップするということで一石二鳥です。これを続けると、いずれ上司は自分の仕事が無くなったことに不安・ストレスを感じはじめますが、その頃には貴方はこの上司の下で仕事をする必要がないくらい成長しています。そうした意味でもこの方法が得策なのです。
3.リストラに導くため
この理由は絶対に許されるべきことではありませんが、現実問題として起こっていることです。なぜこのようなことが起きるのかと言えば、企業が解雇という会社都合退職の形を取ってしまうと、社会的・金銭的に打撃が大きいためです。解雇という手段はできるだけ取らずに自己都合退職に持ち込みたいというのが実情なのです。
リストラを誘発するような不当なパワハラからは法的にも貴方を守ってくれます。この手の問題になってくると社内では解決できませんので、お近くの労働局へ相談しましょう。当然ながら無料で相談を受け付けてくれます。